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【IBT方式】ビジネス実務法務検定3級の感想・試験の流れ

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先日、IBTで「第49回ビジネス実務法務検定」を受験しました。

その内容や当日の試験の流れについて書いていきます。

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ビジネス実務法務検定とは?

ビジネス実務法務検定」は企業のコンプライアンス・法令順守の基礎となる法律の知識を身に付けるための資格です。

個人が生きていく上で「法」に従う必要がありますが、当然会社も同じです。

いくら会社の業績がよくてもコンプライアンスを知らずに

法に反するような違反をすれば会社の信用は一気に落ちてしまいます。

このようにコンプライアンスは、会社運営にとってリスク回避として必要不可欠です。

会社運営によって法務の知識はとても重要と言えます。

また、会社はさまざまな取引先と契約をしますが、その契約1つでも、法律の知識がないばかりに、不利な契約のまま合意してしまうリスクもあります。

一般的な会社では、契約を結ぶ前に、「法務チェック」を行い、

下記のような確認をおこないます。

  • 法令に反していないか?
  • 不利な契約になっていないか?

その確認を行うのに必要な知識を「ビジネス実務法務検定」で身に付けることができます。

どんな人は取得するべきか?

主に「法務」として働いている人に必要となる資格になります。

しかし、契約書を見る機会は、法務以外で

財務・経理・人事・総務といった管理部門

では見る機会が多く、営業職の方にもある程度必要な知識となります。

そのため業務上、契約書を見る機会が多い人は「ビジネス実務法務検定」を取得して損はないでしょう。

新型コロナウィルスの影響により、試験方式がIBTへ変更となった。

通常、資格試験というのは、試験日に試験会場に行き大勢の受験生とともに一斉に試験を受けるというケースがほとんどでした。

しかし、新型コロナウィルスにより、2021年度よりインターネット経由での試験(IBT)へ変更となりました。

IBTとは、ご自宅や会社等でご自身のパソコンから試験を受けることができる試験です。

試験会場に行かなくてすむため、地方に住んでいて近くに試験会場がないという方にも受けらる試験制度となります。

ただし、自宅で試験を受けるため自身のパソコンとWI-FI環境が必要です。

パソコンを持っていない人は購入しなければなりません。

IBTは「Internet Based Test」の略です。

パソコン持ってない人は受けられないの?

パソコンがなくて自宅でIBT試験が受けられない方は「CBT受験」で受験可能です。

CBT試験は、自宅ではなく、全国のテストセンターのパソコンを使用して受ける試験です。

CBTは「Computer Based Test」の略です。

「IBT」と「CBT」の違いは、自宅で受けるかテストセンターで受けるかの違いです。

パソコンを持っていない方でも受けられるのがメリットの1つです。

またパソコンはあるけど、自宅には家族がいて試験を受けられる環境がないとう方はCBTで受けるといいでしょう。

ただし、CBTだと事務手数料2,200円(10%消費税込)別途発生します。

なのでパソコンお持ちで自宅で試験を受けられる環境の方は、IBTで受験するのがオススメです。

※私はIBTで受験しました。

インターネット経由のIBTで試験を受けた感想

まず、試験会場に行かなくていいのが楽です。電車や車での移動がありません。

また通常の試験だと、試験日と時間は統一されてますが、

IBTだと自由に試験日や時間を指定することができます。

午前中は眠くて起きれる自信ないから、午後の時間で受験するということもできます。

また、合否も試験終了後、すぐにわかります。

通常の筆記試験だと、問題用紙に回答を書いて、解答速報で自己採点し、正式な合否の発表は1ヶ月ほどかかります。しかし、IBTはその場でわかるというのがメリットです。(CBTもその場で合否がわかります。)

↓実際の試験結果はこんなかたちで表示されます。

IBTのメリットをまとめると下記のようになります。

IBTのメリット

  1. 自宅で試験が受けられる。試験会場に行かなくてよい。
  2. 試験日や時間を自由に選べる。
  3. 試験終了後、すぐに合否がわかる

あまり大きなデメリットはありませんが、デメリットを強いてあげるなら下記になります。

IBTのデメリット

  1. パソコンがないと受けられない
  2. 試験日や時間を自由に選べる。試験当日は個室で1人になる必要がある。家族など同居人がいる場合注意が必要。
  3. 紙の試験と違って、問題文に記しつけたりメモを取ることができない。

IBT試験の当日の試験の流れ

試験の申込は、WEB上で受験サイト(Excert)に登録をしてログインをします。

ログインして試験の申込と支払いをする必要があります。

※申し込み前に動作環境の確認をすることをオススメします。この確認ができなければ試験を受けることはできません。

試験当日の流れは下記のようになります。

試験当日の流れ

  1. 試験開始20分前に自身のパソコンで受験サイト(Excert)にログインする。
  2. 「試験開始」のボタンを押す。画面共有やマイクをONをする
  3. しばらくすると試験委員が入室してくる
  4. カメラやマイク、画面共有がうまくされているか確認
  5. カメラ上で身分証(運転免許証など)の確認
  6. 身の回りにものが置ていないか確認。
  7. 試験開始
  8. 試験を解き終えたら、試験終了を押し合否がわかる

試験委員の方は随時不正がないかチェックしています。

不審な動きがあると、失格になる可能性があります。画面以外をきょろきょろ見たり、席を立ったりするのはやめましょう。

試験中はトイレに行くこともできないので、事前に済ませておきましょう

IBTにより試験内容に変更はあったか?

IBT導入前の試験問題

「ビジネス実務法務検定3級」はIBTが導入される2020年度までは

試験時間が2時間となっておりました。

試験内容は

大問10個で、問題数は85個でした。

IBT導入後の試験問題

それに比べ2021年度から導入されたIBTでは試験時間は90分で、問題数は50個となっておりました。

試験範囲に変更はありませんが、

選択式穴埋めの問題はIBTではありませんでした

また〇×問題に代わりに、2択のどちらが正しいかという問題も出題されてました。

試験時間も減り、パソコンでも解きやすいような工夫をされていたので試験形式は少し変わったのかなという印象でした。

【IBT導入前の紙の試験】

  • 試験時間120分
  • 大問10個・問題数は85個

【IBT導入後】

  • 試験時間90分
  • 問題数は50個
  • 〇×問題は無し。その代わり2択問題が出題
  • 選択式穴埋めの問題は無し

IBT方式の試験はランダムで出題されるので、上記はあくまで参考程度に認識してください。

勉強方法

「ビジネス実務法務検定3級」はそこまで難易度が高い資格ではありません。

なので問題集のみひたすら解くのが一番近道だと思います。

【ビジネス実務法務検定3級の勉強方法】

  1. 問題集をひたすら解く
  2. 間違えたらどこで間違えたか復讐する
  3. わからない用語が出てきたらネットで調べる
  4. 試験直前は過去問1つ以上解いてみる

私は上記のような勉強方法で合格できました。テキストは一切使いませんでした

↓実際に使っていた問題集はこちら

3級であれば問題集のみで対策可能です。2級以降は難易度上がるのでテキストも必要となります。

↓勉強方法の詳細は下記にまとめましたのでよかったらご参考ください。

まとめ

以上がビジネス実務法務検定3級のIBT方式を受けた感想になります。

パソコン環境と一人でいれる時間があれば、IBT方式は問題なく受けられると思います。

もし法律に興味がある方はこの機会にぜひ受けてみてください。

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