「経理の仕事」や「簿記の勉強」では、電卓が必需品となります。
初めて電卓を買う方、買い替えを検討している方は
電卓選びに悩むことも多いでしょう。
そこでは今回は【経理・簿記でおすすめの電6選】について紹介します。
↑電卓に関する関連記事もぜひご覧ください。
電卓の大手メーカーは3つ
電卓の大手メーカーは下記3つになります。
【電卓メーカー】
- カシオ(CASIO)
- シャープ(SHARP)
- キャノン(CANON)
電卓を購入するのであれば上記3つのメーカーから選ぶことがほとんどとなります。
メーカーの違いにより
電卓の操作方法やボタンの配置が少し異なります。
電卓はメーカーによって下記が異なる。
- 電卓の操作方法
- ボタンの配置
そのため、電卓を購入する際は
「どの電卓にするか?」より
「どのメーカーの電卓にするか?」を先に検討する必要があります。
電卓選びはまずメーカーから決めるといいでしょう。
カシオ・シャープ・キャノンのどれがオススメか?
ではカシオ・シャープ・キャノンのうち、
どのメーカーがオススメなのか?
それは下記になります。
◆安い電卓が欲しい!コスパ重視であれば
→キャノン(CANON)
◆使いやすさ・機能重視するのであれば
→カシオ(CASIO)
→シャープ(SHARP)
キャノン(CANON)の特徴
キャノン(CANON)の特徴は他のメーカーと比較すると
とにかく安いことです。
なるべく低価格で使いやすいものを購入したい方は
キャノン(CANON)をオススメします。
キャノン(CANON)は簿記の勉強をしたばかりで初めて電卓を買う方にオススメです
カシオ(CASIO)・シャープ(SHARP)の特徴
上記のキャノン(CANON)と比較すると電卓としての
機能性が高いのが特徴です。
その代わり価格が少し高めになります。
また、カシオ(CASIO)・シャープ(SHARP)の違いは
電卓の操作方法やボタンの配置が異なる点です。
どちらが良い悪いというより、これは好みの問題になります。
なるべく良いもの、使いやすいものを買いたいのであれば、カシオ(CASIO)・シャープ(SHARP)がオススメです。
キャノン(CANON)でオススメの電卓
キャノン(CANON)でおすすめの電卓は下記になります。
キャノン/HS-1220TUG
価格は1,500~2,000円程になります。
メモリー機能(M・GT)・定数計算といった電卓の基本機能が備わっている上で
低価格で購入できるというのがポイントなります。
コスパ重視であれば、HS-1220TUGが一番おすすめの電卓になります。
キャノン/LS-122TUG
価格は1,000円程度になります。
上記のHS-1220TUGをコンパクトにしたミニ電卓になります。
サイズも小さい上に価格も安くなるのがメリットですが
デメリットとしては
クリアキー(Cl/C)が上にあり、ボタンが小さく押しにくいということです。
経理の実務や簿記の勉強では、クリアキーは頻繁に使うため
経理・簿記で使う場合は【HS-1220TUG】の方がオススメとなります。
カシオ(CASIO)でオススメの電卓
カシオ(CASIO)でおすすめの電卓は下記になります。
カシオ/DS-20WKA-N
価格は8,000円~9,000円程度になります。
機能性も充分な上に打ちやすさを重視した配列となっており、非常に使いやすい電卓となります。
今の電卓が打ちにくいという悩みがあれば、こちらへ買い替えることを検討するといいでしょう。
カシオ/JS-20WK-N
価格は6,000円~7,000円程度になります。
上記のDS-20WKA-Nをコンパクトにした電卓になります。
もし持ち運ぶことが多く、少しでもサイズが小さいものにしたい場合は
こちらがオススメです。
しかし、DS-20WKA-Nと比較すると
- 「0」と「00」の位置が異なること
- 「AC」と「C」のボタン配置が近いこと
により、押し間違いをしてしまう可能性があるため
そこが注意点となります。
「JS-20WK-N」は「AC」と「C」が上下隣のため、「C」を押すつもりが間違えて「AC」を押してしまうという押し間違いが起こる可能性があります。
シャープ(SHARP)でオススメの電卓
シャープ(SHARP)でおすすめの電卓は下記になります。
シャープ/CS-S952X
価格は4,000~5,000円程になります。
大きいサイズでとても使いやすい電卓になります。
メモリー機能など(M・GT)が上段ではなく、右側にあるのが特徴です。
メモリーキー(M・GT)が上段にあることが多いですが、この電卓は右側に配置しております。
シャープ/EL-N942X
価格は3,500~4,500円程になります。
サイズもコンパクトで持ち運びが便利な電卓になります。
クリアキー(CA・C)が右上に配置しているため
押し間違えることがないのが特徴です。
クリアキーを左下の配列で入力することに慣れている場合は、最初は少し戸惑うかもしれません。
電卓選びのポイント
上記で6つの電卓を紹介しましたが
それでもどの電卓を購入するか迷う方もいると思います。
電卓選びのポイントは下記と考えております。
【電卓選びのポイント】
- 価格
- 使いやすさ・ボタンの配置など
- 電卓の大きさ
- 機能面
価格
重要となるのはまず価格です。
電卓は安いものであれば数百円で購入できますが
経理の実務・簿記の勉強で使う電卓としては、もう少しスペックの高いものをオススメします。
しかし、ハイスペックな電卓は1万円近くします。
なるべく価格を抑えて、最低限の使いやすさと機能がある電卓がほしいのであれば
CANONの【HS-1220TUG】をオススメします。
また、安さにこだわりはなく、とにかく良いものがほしいというのであれば
カシオ・シャープから選ぶことをオススメします。
使いやすさ・ボタンの配置など
次に電卓選びで重要となるのは【使いやすさ・ボタンの配置】になります。
使いやすいかどうかはその人の好みにもよるところになります。
例えば、電卓のボタンの配置はそれぞれ異なります。
初めて購入する人はあまりこだわりがないかもしれませんが
買い換えを検討している場合は、なるべく今の電卓のボタン配置が近いものをオススメします。
電卓を購入する時は「ボタンの配置」も見ておくとよいでしょう。
電卓の大きさ
次に【電卓の大きさ】です。
電卓は大きければ、大きいほど
入力間違いも減り、使いやすいです。
そのため、大きいサイズをオススメしたいのですが、その前に
「自分の手のサイズに合った電卓か?」も考える必要があります。
そのため、自分の手のサイズに合った電卓を選ぶようにしましょう。
機能面
次に機能面です。
電卓は、足し算・引き算といった四則演算だけでなく
下記のような機能があります。
最低限、上記の機能が搭載されている電卓を選ぶようにしましょう。
今回紹介した電卓は上記の機能が全て搭載されています。
シャープとカシオの違い
シャープとカシオの大きな違いは
定数計算の方法です。
下記の例題を元に違いを解説します。
定数計算による違い
(解答)33
上記3つの式を計算した合計する方法でも解けますが
同じ「5」という数値を使った計算のため
電卓の定数計算の機能を用いて解くことができます。
◆カシオの場合
- 5+ +3= →8
- 7= →12
- 8= →13
- GT →33
※赤は定数となる数値、青は計算結果になります。
カシオの場合、
定数を先に入力し
+を2回押すことで定数計算ができます。
◆シャープ/キャノンの場合
- 3+ 5= →8
- 7= →12
- 8= →13
- GT →33
※赤は定数となる数値、青は計算結果になります。
シャープ/キャノンの場合、
定数を最後に入力し
+を1回押すことで定数計算ができます。
このようにカシオとシャープの場合では、定数計算の方法が異なるのが大きな違いになります。
また日商簿記1級では割引計算があります。
↓[割引計算によるカシオとシャープの違い]は下記で解説しております。
まとめ
今回は【経理・簿記でおすすめの電卓3選】について紹介しました。
要点をまとめると下記になります。
◆安い電卓が欲しい!コスパ重視であれば
→キャノン(CANON)
【HS-1220TUG】
◆使いやすさ・機能重視するのであれば
→カシオ(CASIO)・シャープ(SHARP)
【DS-20WKA-N】【CS-S952X】