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電卓の使い方・便利な機能|MR、M+、M-、GT

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今回は【電卓の使い方・便利な機能】について説明します。

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電卓の機能は四則演算だけではない!

電卓と聞くと

足し算引き算掛け算割り算といった

四則演算」で使用するイメージがありますが

電卓はこれ以外の便利な機能がたくさんあります。

今回は知ってると得する電卓の便利な機能を紹介します。

知ってると得する!電卓の便利な機能

電卓の便利な機能は下記のようになります。

【電卓の便利な機能】

  • 右シフトキー
  • クリア(C)とオールクリア(AC/CA)
  • グランドトータル機能(GT)
  • メモリー機能(M)
  • 税込・税抜計算機能
  • 定数計算
    • 加算・減算・乗算・除算

この機能は全ての電卓に搭載されている訳ではありません。

また、電卓によってボタンの表記が異なる場合があります。

下記でそれぞれの機能について解説していきます。

右シフトキー

まず紹介するのが【右シフトキー】です。

これは入力した数値を1桁ずつ消去することができる機能です。

詳しく解説

例えば103と入力するとき

誤って102と入力してしまったとします。

この時、[C]クリアキーを押して最初から入力し直すことも出来ますが

を使うと最後の入力した1桁が消去されます。

102 → 10
※最後に入力した[2]が消去される

そのため、打ち間違いをした時に一字だけ訂正できる便利な機能となります。

クリアキー[C]の場合、全て消去してから打ち直す必要があるため、知っていると地味に便利な機能になります。

[C]クリアキー・[AC/CA]オールクリア・[CE]クリアエントリーキー

[C]クリアキーは入力した電卓の内容を

消去する時に使います。

このクリアキーには下記のような種類があります。

クリアキーの表記はメーカーによって異なります。

カシオ(左)シャープ(右)について説明します。

カシオ(左)の場合

[AC]オールクリアキー

メモリー機能[M]以外の情報を消去する

[C]クリアキー

最後に入力した数字だけを消去する

シャープ(右)の場合

[CA]オールクリアキー

計算した全ての情報を消去する

[CE]クリアエントリーキー

メモリー機能[M]以外の情報を消去する

[C]クリアキー

最後に入力した数字だけを消去する

メモリー機能[M]については後ほど説明します。

キャノンの場合

CANON(キャノン)の場合は下記のようになります。

[CA]オールクリアキー

計算した全ての情報を消去する

[Cl/C]クリアキー

1回押す
最後に入力した数字だけを消去する

2回押す
メモリー機能[M]以外の情報を消去する

具体例

例えば、10 + 20 と入力した時

20だけ消したい場合は[C]クリアキーを用います。

全て消去して最初からやり直したい場合は、

[CA/AC]オールクリアキーを用います。

クリアキーはこのように使い分けて行うと非常に便利となります。

グランドトータル機能[GT]

グランドトータル機能(GT)は

[=]で計算された数値が合計されます

詳しく解説
  • += 13
  • += 12
  • +=

例えば上記のような計算式3つの合計を求めたい時

GT を押すこことで上記の

合計:28(13+12+3)

が求めることができます。

による計算結果が集計される

このようにGT を使うことで計算結果の集計を行うことができます。

メモリー機能[M+][M-][MR][MC]

メモリー機能は入力した数値や計算結果を一時保存する機能になります。

またMRを押すことで一時保存した数値が呼び起されます。

詳しく解説
  • 123M+
    123の数値が加算して記録されます。
  • ×M+
    →計算結果である20の数値が加算して記録されます。

MRを押すと上記の合計143の数値が呼び起されます。
※123+20=143

またこの状態で下記のようにすると

  • 43M-
    43の数値が減算して記録されます。

MRを押すと100の数値が呼び起されます。

※143-43=100

またメモリー機能として記録した100を消去したい場合は

MCを押します。

こうすることで記録された数値は消去され

MRを押すと0となります。

  • [M+]→加算して記録する
  • [M-]→減算して記録する
  • [MR]→記録した数値を呼び起こす
  • [MC]→記録した数値を消去する。
例題
  • (22×12)+(41×18)ー(32×13)

上記を電卓のメモリー機能を使って求めなさい。

(解答)586

  • 22×12M+
  • 41×18M+
  • 32×13M-
  • MR

586

※(22×12)+(41×18)は加算させるためM+

ー(32×13)は減算させるためM-

メモリー機能を使うことで複雑な計算式も短縮して求めることができます。

GTのとの使い分け

GTの計算結果の合計になります。

つまりの計算結果が全て加算されます。

これに対して[M]メモリー機能は、計算結果を差し引く場合は

M-を使って減算させることができます。

ぞのため、集計結果の合計や加算の場合は[GT]を使い

減算が必要になる場合は、[M]メモリー機能を使うとよいでしょう。

  • (5×5)+(4×3)の場合
    加算のためGT使う
  • (5×5)(4×3)の場合
    減算のため[M]メモリー機能を使う

税込・税抜計算機能

税込・税抜計算機能では

消費税の[税込]・[税抜]を求めることができます。

詳しく解説

※消費税は10%とする

◆100円の税込価額を求めたい場合

100税込 →110

◆220円の税抜き価額を求めたい場合

220税抜 →200

税率が変更となった場合

また消費税の税率が変更となった場合

電卓によっては税率を変更することもできます。

※消費税8%→10%へ変更となった時など。

変更の設定方法は電卓によって異なるため、

お持ちの電卓の説明書を見て設定するようにしましょう。

税率変更の機能があれば、わざわざ電卓を買い替える必要もないのがいいですね。

軽減税率対応の電卓

2019年10月より消費税の軽減税率が導入されました。

そのため、取引による消費税が10%8%と2パターンあります。

この軽減税率に対応し、2つの税率を設定ができる電卓も販売されました。

【軽減税率対応の電卓】

定数計算

定数計算とは、決まった数字を連続して計算することをいいます。

定数計算は下記の4種類があります。

  1. 定数加算(+)
  2. 定数減算(ー)
  3. 定数乗算(×)
  4. 定数除算(÷)

定数計算の方法は電卓のメーカーによって、それぞれ使い方が異なります。

  • カシオ(CASIO)
  • シャープ(SHARP)
  • キャノン(CANON)

↓[定数計算]については下記で解説しております。

消費税8%→10%へ変更となった時などに使います。

まとめ

今回は【電卓の使い方・便利な機能】について説明しました。

電卓は四則演算以外にも機能が豊富で非常に便利なものです。

知っているだけで計算時間も短縮出来るので、電卓をお持ちの方はぜひ試してみてください。

【電卓の便利な機能】

  • 右シフトキー
  • クリア(C)とオールクリア(AC/CA)
  • グランドトータル機能(GT)
  • メモリー機能(M)
  • 税込・税抜計算機能
  • 定数計算
    • 加算・減算・乗算・除算

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