日商簿記3級

商品販売:買掛金・売掛金とは?【簿記3級】

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今回は商品売買の【買掛金と売掛金】について解説します。

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掛け取引とは?

掛け取引(かけとりひき)とは、

商品の代金を後日支払ったり、受け取ったりすることを

約束して商品を仕入れたり販売することになります。

補足

仕入先から毎日のように商品を仕入れていた時、

そのたびに現金で支払うのは手間となります。

そこで、一定の期間を設けて、その間に仕入れた商品の代金を

後日支払う掛け取引を行うのです。

※一定の期間は、1ヶ月単位で行われることが主になります。

掛け取引とは、ようするに「つけ」です。

買掛金とは?

商品を掛けで仕入れたとき、後日その代金を支払う義務が発生します。

この支払う義務を「買掛金」※負債といいます

補足

買掛金などの代金を支払う義務のことを「債務」といいます。

支払う義だから「」となります。

例題1

例題

仕入先から300円の商品を仕入れて、代金は掛けとした

仕入300/買掛金300

借方で仕入(費用)の増加、

貸方で買掛金(負債)の増加させます。

例題2

例題

仕入先に対する買掛金を現金で支払った

買掛金300/現金300

借方で買掛金(負債)の減少、

貸方で現金(資産)を減少させます。

仕入はPL科目の「費用」、買掛金はBS科目の「負債」です。

売掛金とは?

商品を掛けで販売したとき、後日その代金を受け取る権利が発生します。

この受け取る権利を掛金」※資産といいます。

補足

売掛金などの代金を受け取る権利のことを「債権」といいます。

代金を受け取る利だから「」となります。

例題1

例題

得意先へ売価400円の商品を販売し、代金は掛けとした。

売掛金400/売上400

貸方で売上(収益)の増加、

借方で売掛金(資産)を増加させます。

例題2

例題

得意先に対する売掛金を現金で受け取った。

現金400/売掛金400

売上はPL科目の「収益」、売掛金はBS科目の「資産」です。

まとめ

「買掛金」「売掛金」という用語は、普段の日常生活では聞きなれないかもしれませんが

会社間の取引では「掛け取引」がほとんどになります。

まとめ
  • 買掛金
    →あとで支払う義務(債務)
  • 売掛金
    →あとで受け取る権利(債権)

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